特定非営利活動法人人と動物の共生センターは、人と動物が共に生活することで起こる社会的課題の解決を通じて誰もが他者を思いやることのできる社会作りに貢献する事を理念として、2012年に設立されました。現在は、特に犬猫と人の共生問題への取り組みを中心に事業を行っています。
 本報告書では、より多くの関係者の皆様に、当法人の活動内容をお知らせすると同時に、ご意見をいただくために、2018年度の取り組みの概要と、社会的責任への取り組みを報告し、2019年度の方針をお伝えいたします。

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2018年度活動のハイライト

 2018年度は、2019年度中の認定NPO法人取得に向けて、賛助会員の募集に力を入れ、設立以来最大となる、128名の皆様に賛助会員になっていただく事ができました。同時に正会員も25名となりました。
 2017年度より活動全体のロジックモデルを作成し、(1)適正飼育普及啓発、(2)高齢者とペットの共生、(3)ペット産業のCSR推進、(4)ペット防災の推進、(5)野外で繁殖する犬猫対策の5分野を対象となる社会課題として定めてきました。2017年度には散発的なセミナー開催のみだったペット防災の推進について、「減災教室ペット編」のワークシートを作成し、地方自治体等の団体に啓発ツールとして提供することができました。また野外で繁殖する犬猫対策についても、全国ロードキル調査を行い、結果を発表することができました。このように、2018年度はこれまで活動領域と定めつつも、具体的な活動につなげてこられなかった領域で活動を展開することができました。
 適正飼育普及啓発については「飼い主が学ぶ犬のしつけ教室ONELife」の運営、問題行動に関する飼育困難への支援を目的とした「ぎふ動物行動クリニック」の運営を継続し、事業を拡張することができました。高齢者とペットの共生領域において、2017年度より実施している「ペット後見互助会とものわ」の相談事業については、遺贈を前提とした会員制度をスタートし、のべ2件の終生飼育契約を結ぶことができました。また、ペット産業のCSR推進に関しては、2017年度に引き続きペット産業CSR白書を販売し、6月にシンポジウムを開催した他、ペット産業CSRヒアリング調査を実施し、大手ペット関連企業6社に対してヒアリングを行い、調査報告会を開催することができました。