ペット産業CSR白書 -ペット産業の社会的責任の推進の為に-

ペット産業のCSRとは

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ペット産業のCSR(企業の社会的責任)

企業の社会的責任(CSR=Corporate Social Responsibility)とは、環境汚染への責任を果たす、人権を守る等、企業の意思決定や活動が、社会及び環境に及ぼす影響に対し、倫理的な行動を通じて企業が担う責任されます。ペット産業のCSRとは、ペット産業が社会及び環境に及ぼす影響に対し、倫理的な行動を通じて、企業が担う責任の事を指します。これはつまり、飼い主に対する責任、動物に対する責任、地域社会に対する責任を果たしていく事を指します。

ペット産業の特殊性は、命ある生き物を扱うという点です。商品である動物そのものの生に対しての責任があると同時に、飼い主の元に行ってから成長に伴って変化していくため、販売後のその動物の変化を含めた飼い主の生活に対しても責任があります。飼い主に対する責任と、動物に対する責任は、ペット産業のCSRの両輪をなす責任です。

動物に対する責任では、近年取り沙汰されている、一部のブリーダーによって行われている劣悪な飼育環境の是正や、遺伝性疾患・伝染性疾患への対策、ペットショップでの展示・保管時の行動学的配慮等が含まれます。

飼い主に対する責任では、心身ともに健全な動物を提供すること、飼い主教育を促すこと、飼育困難時のフォローを充実させること等が含まれます。

これらの責任に加えて、飼い主が動物を飼育することで地域社会に与える影響についても、ペット産業が責任を負うところは大きいでしょう。ペット飼育者と非飼育者は、飼育環境を共有することによって、様々な影響を与えています。代表的なものに、散歩中の排泄物の処理や飛びつきなどの迷惑行為、吠えによる騒音問題、被災時の同行避難でのトラブル等が上げられます。ペット産業は、ペット飼育者のマナー向上、しつけなど飼育知識の向上、ペット飼育者の防災活動の啓発等を通じて、地域社会への責任を果たしていくことが求められています。

「ペットショップをなくす」のではなく、「より良いペットショップを増やす」

ペット産業のCSRに関連して、ペットショップへの反対議論は避けて通れないでしょう。劣悪な環境下で飼育される動物の問題や殺処分の問題に対し、ペットショップがその元凶であるとする意見は、動物愛護家を中心として、少なからず発信されています。それらの意見では、ペット産業を改善するためには、ペットショップをなくすしかないという主張がされています。

一方、ペット産業のCSRの概念では、「ペットショップは、動物の“敵”」「ペットショップ=“悪”」という考え方ではありません。ペット産業は本来「人と動物の共生をサポートする」ことを使命としており、そうした理念を掲げる企業も少なくありません。ペット産業のCSRを推進するということは、このペット産業の本来の使命をしっかり果たしていただくために働きかけを行う事を指します。ペットショップの廃業を望むのではなく、より良いペットショップを応援するという考え方です。ペット産業の持続可能性を高めるために、ペット産業が社会からの要請により敏感になり、社会から選ばれる必要とされるより良い経営を目指そうという考え方です。

この方向性においては、ペットショップと動物愛護家は、対立する必要はなく、むしろ協働すべき相手となります。厳しい第三者の目を入れることは、ペット産業にとっては苦い薬でしょうが、今後10年、20年、30年、社会から常に必要とされるペット産業であり続けるためには、厳しい意見を聞き、自らの課題を解決し、イノベーションを起し、その歩みを社会に説明していく事が必要でしょう。ペット産業が、動物愛護家や、動物福祉の専門家との対話を積み重ね(ステークホルダー・エンゲージメント)、ペット産業の改革を行っていくことは、ペット産業のCSRの根幹をなす取り組みと言えます。

お気軽にお問い合わせください TEL 058-214-3442 (営)水~日/9:00-18:00

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