1つの組織で変えられない事を変えるために

クラウドファンディングの期間もあと2日となりました。ご支援の程、何卒よろしくお願といします。

さて、今日は、ペット産業のCSRをどのように推進していくかの戦略について考えたいと思います。

ペット産業のCSR。ペット産業がもっと動物に優しくなる、飼い主に優しくなる、人と動物が本当に共生できる社会の為に、ブリーディングの方法を変え、販売の方法を変え、教育の方法を変えていく事。

人と動物の共生センターはこれを推進します!と言ったところで、当団体がブリーディングをやっているわけではないですし、生体販売をやっているわけではありません。巨大なペット産業。一つの団体がそれを推進すると言ったところで、変わる様には思えませんよね。

本気でこの問題を解決するためには、一つの団体で取り組んでいては埒があきません。多様なステークホルダーと協働し、当事者であるペット産業内部の多くのプレイヤーと協働することは必要不可欠です。また、動物福祉や動物観に関する専門家の参加も必須です。

私自身、東海若手起業塾をはじめ、ソーシャルビジネス支援プログラムに参加させていただいておりますが、上記のように、1つの団体ではなく、多様なステークホルダーとのネットワークを築きながら、社会に対する成果を出していく手法を「コレクティブ・インパクト」と言います。

コレクティブ・インパクトとは、
「異なるセクターにおける様々な主体(行政、企業、NPO、財団など)が、共通のゴールを掲げ、お互いの強みを出し合いながら社会課題の解決を目指すアプローチ」と定義されています。

引用元:「社会を変える組織をつくる」というミッションのもと、
非営利組織を対象に戦略立案/推進・財源基盤強化・組織基盤強化などの経営支援を行っている、
株式会社PubliCoさんの資料↓↓

ペット産業のCSRの推進は、まさに、このコレクティブ・インパクトの姿勢を持って臨んでいくべき課題であります。そして、今回のペット産業CSR白書は、コレクティブ・インパクトのアプローチを行うための、初期の問題提起とネットワーキングを目的に実施しています。

ペット産業の変革を巻き起こすコレクティブ・インパクト

ペット産業の変革を推進するに、第一に必要となる取り組みは、多様なステークホルダーが参加し、丁寧な対話を繰り返しながら、共通のアジェンダを作成していくプロセスを行う事です。

多様なステークホルダーとは、ペット産業のプレイヤー(生体販売に直接関わる業種だけでなく、多様な業種を含む)と、NPO、動物福祉・動物観等の専門家、行政(環境省等)、メディア等様々な主体が含まれます。

これらの方々が、ペット産業における課題を解決するために、どのような変化が起こっていくべきなのか、共通のビジョンを持てるようになることが必要です。ただし、最も重要なことは、ペット産業の課題を直接解決できるのは、ペット産業内部の人だけであるという事です。ペット産業内部の方と深い対話を持って、本当に納得したビジョンを立てなければ、実現の可能性は非常に低くなります。当然、生体販売を10年後に禁止する法律を作るというビジョンは描けないでしょう。

ペット産業のCSRを推進するビジョンを考える前提として、動物により良い福祉を提供する事は、ペット産業の持続可能性を高めるための必要条件であるという前提の元、あくまでもペット産業の持続可能性を高めるためにどのようなプロセスを踏み、どのように変化していくのか?という事を考えなければなりません。

この前提に基づいて考えることができるのであれば、ペット産業のプレイヤーと、NPOが同じテーブルに座って、未来を思考することができ、多くのステークホルダーを巻き込んだ上で、共通のアジェンダを掲げることができるようになるでしょう。共通アジェンダを作ること以上にそれを推進していく事には課題が多くありますが、おそらくは、現在の日本のペット産業を取り巻く状況を見るに、まずは、共通アジェンダを掲げることが必要であると考えています。

白書発行は、その第一歩

ペット産業の変革に必要な、コレクティブ・インパクトのアプローチ。具体的には、多様なステークホルダーの参加を得ながら、「ペット産業CSR推進を考える円卓会議(仮)」などを1年~2年かけて繰り返し開催していく形を想定しています。

ペット産業CSR白書は、その際の参考資料になると考えていますし、多様なステークホルダーに参加を依頼する上での、名刺代わりと考えています。全ては、今回の白書発行からスタートいたします。

是非、ペット産業CSR白書発行にご支援をお願いします。