日頃より、当法人にご支援、ご厚意をお寄せくださり、ありがとうございます。
私共、人と動物の共生センターは人と動物が共に生活することで起こる社会的課題の解決を通じて、誰もが他者を思いやることのできる社会創りに貢献することを理念に活動しております。そして、人と動物の共生を実現する上では、人と人との共生がその前提にあり、互いに尊重できる対話とコミュニケーションが重要であると考えております。
セミナーの中でも一方的に情報をお伝えするのではなく、参加者の皆様と共に学び、交流し、意見を交換することで、影響を与え合う場になることが、社会の発展につながるとの思いで運営しています。
そうした場を実現するためには、参加型の姿勢を持ち、ファシリテーションの技法を用いることが有効と考えています。スタッフ内でもコミュニケーションの手法についての研修を行うなど、向上に努めているものの、不十分な点はあると考えています。
先日、10月14日の猫問題解決ボランティア育成プログラムではZOOMを使った交流会の進め方について、参加者の方との意図の相違があり、進行が滞ってしまった場面がありました。その際に、一部の参加者を待機室に送る(視聴できない状況となります)という対応を行いました。
この対応につきましては、団体内で共有したところ、やはり待機室に送るという対応は団体理念に反し、不適切であったとの結論に至りました。
今回の事態が発生した原因といたしましては、参加者の発言機会を均等にすること、発言のテーマについて限定することといった、企画者側の意図を説明し、ご納得いただくというプロセスが不十分であったことにあると考えています。
今後、団体の理念に反する対応が起こらないように、団体内で十分に共有を進めます。また、セミナーや交流会において、参加者の皆様と意図や前提を説明し、ご納得いただいた上で、ご参加いただけるよう配慮を進めていきます。
今後も精一杯活動を行っていきますので、応援していただければ幸いです。ご意見もお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
認定NPO法人人と動物の共生センター
理事長 奥田 順之