2022年度に生活困窮世帯のペット飼育問題について相談窓口を置いて早2年。相談件数は250件近くなり、訪問支援回数も延べ438件となりました。支援を必要とする世帯は20代から80代まで幅広く、遠いところですと島根県からもご相談がありました。全国各地、老若男女問わず、困った事態が起きており、その対応窓口がない状況です。こうした中、2023年度は国や自治体への政策提言を目標に、官民連携の第一歩となる円卓会議を3回にわたり開催いたしました。動物愛護ボランティア、社会福祉関係者、行政職員、議員も交え、この問題について理解を深め、解決の方向性を共有する時間を取ることができました。

2024年2月16日には、2023年度事業のまとめとして、報告会を実際させていただきました。パネルディスカッション形式でこの問題についてどのような解決策があるかを出し合い、質疑応答などを交えながら、参加者と一緒にこの問題について考えました。当日はすでに困難な案件を抱えている社会福祉関係者の方からのご相談もあり、こうした繋がりから、事業所内の社内研修などで情報提供してほしいとお声がかかるようになりました。社会福祉の仕組みはまだまだ勉強不足なため、お互いに補い合いながらその人に合った支援を共に考えていきたいと思っています。

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