2023年2月24日に、行政担当者、市議会議員、社会福祉、動物福祉関係者のみなさまにお集まりいただき、生活困窮支援事業の成果報告会を実施しました。生活困窮者のペット飼育問題は、その背景に複数の問題が存在しており、一つの機関だけで解決できるものではありません。各係機関が立場を超えて連携し、協力しあうことではじめて解決へと向かうものと考えています。今回は、参加者それぞれが知見を持ち寄り、具体的な解決策を見出すきっかけとなるよう、ケーススタディもふまえた報告会を実施しました。

福祉支援制度の狭間にあるこの問題においては、要支援者の生活状況によって支援の方法も様々です。ペットの存在が要支援者のQOLを保っているケースも多く、人と動物を切り離せば問題解決に至るかというと、そうとは限りません。生活を立て直すまでの支援や入院中の支援、または、そうなる前の予防的支援などを福祉支援制度のメニューに加えてもらうことができれば、他の福祉支援者の負担軽減にもなることをこの報告会を通じて強く思いました。

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