1. 殺処分ゼロの一歩先へ
  2. どうぶつたちへのクリスマスプレゼントPJとは
  3. ふるさと納税を活用した動物支援
  4. 参加方法
  5. 賢い寄付の贈り方を学ぶ(動画編)
  6. 賢い寄付の贈り方を学ぶ(テキスト編)

どうぶつたちを救う、あなたからのプレゼント

殺処分ゼロの一歩先に、人と動物が共に幸せになれる社会のために

平成30年、日本全体では、3.8万頭の犬猫が殺処分されました。殺処分数は統計のある昭和49年122万頭から97%減となり、各地で殺処分ゼロの自治体がみられるようになってきました。

しかし、殺処分ゼロになったからと言って、課題が解決したわけではありません。無理な引き取りをしていたボランティア宅で、大量の死骸が見つかったニュースは記憶に新しいと思います。

こうした現状を解決しようと、日々、多くのNPOの民間団体が活動しています。殺処分・余剰犬猫の問題ばかりでなく、ペット防災や、犬猫以外の動物に向けた活動も多く展開されています。

こうした活動を応援することは、動物たちを助けることにつながります。

直接的に、動物たちにプレゼントを届けることはできませんが、1000円でも2000円でも、クリスマスプレゼントとして支援する人が一人でも増えれば、きっとその輪は広がります。

心をつなぐクリスマスに。

どうぶつたちへのクリスマスプレゼントプロジェクトは、「どうぶつたちのためにクリスマスプレゼント=寄付を贈る人」を一人でも増やしたいとの願いから発足したプロジェクトです。

クリスマス、華やかな街の片隅に、苦境に立たされている動物たちがいます。クリスマスに動物たちにクリスマスプレゼント(=寄付)を贈ることが当たり前の社会にしたい。そう願っています。

寄付の形は様々ですが、私たちはふるさと納税での寄付をお勧めしています。

現在、多数の自治体が、動物たちや、人と動物の共生のための事業を、ふるさと納税で応援できる仕組みを作っています。

ふるさと納税を活用した動物支援

私たちがふるさと納税をお勧めする理由は、

  1. 自己負担は最小限に、より多くの支援を贈ることができる
  2. 自治体の取り組みであるため、信頼性が高い
  3. 納税は毎年あるので、寄付の継続性が高い

という理由からです。

「ふるさと納税という制度は知っているけど、使ったことがないし、よくわからない」という方も多くいます。

一方で、一度ふるさと納税で寄付した方は、毎年寄付するようになっていくそうです。継続性が高いのが、ふるさと納税での寄付の魅力です。

より多くの人が、毎年、寄付をするようになれば、救わなければならない命を、より早く減らすことができるようになります。

一歩、踏み出すお手伝いがしたい。

どうぶつたちへのクリスマスプレゼントプロジェクトでは、はじめてふるさと納税で寄付をされる方の「ちょっと不安で…」「手続きが面倒なんじゃないの?」という気持ちに応え、より多くの方に活動に参加していただくことを目標にしています。

解説動画やテキストを作成し、一歩踏み出してもらうきっかけを作りたいと思っています。

まだ、ふるさと納税の寄付に挑戦したことが無い皆さん、一緒に挑戦してみましょう!

参加方法

どうぶつたちへのクリスマスプレゼントプロジェクトへの参加方法は簡単です!

  1. SNSでこの活動を広める
  2. 自分自身が寄付をする
  3. 寄付したことを報告する

の3つの活動があります。どれか一つだけでも参加者が増えれば、大きな動きになります。

①SNSでのシェア

#どうぶつたちへのクリスマスプレゼント

をつけて、プロジェクトの情報をTwitterやInstagramなどでシェアしてください。

シェアするだけでなく「いい取り組みだと思う!」「私も参加します!」など、コメントを添えてシェアすると、目に留まりやすく効果的です。

②寄付をする(ふるさと納税)

ふるさと納税を活用したガバメントクラウドファンディング(以下GCF)では、動物たちのため、人と動物の共生のための多くのプロジェクトが資金を募っています。どのようなプロジェクトがあるのか、確認してみてください。

【GCFの例:動物で検索】

●ふるさとチョイス
https://www.furusato-tax.jp/gcf/project/?q=%E5%8B%95%E7%89%A9

GCFサイト(ふるさとチョイス)のスクリーンショット

詳しくは、以降のページで解説しています。

③寄付したことを報告する

寄付した後は、再びSNSで、「○○に寄付しました!」という報告をアップしてもらいたいです。

みんなやっていると思うと、まだの方の後押しになります。

#どうぶつたちへのクリスマスプレゼント

をつけて、寄付報告をアップしてみましょう♪

さあ、やってみよう!

考えるより実践!という方は、まずは、GCFサイトをご覧ください。難しいことはありません。感覚的にできちゃうと思います。

「でも、やっぱり不安だな」「もっと詳しく知りたいな」という方は、以下の解説動画・テキストをご参考にしてください。

ふるさと納税のやり方を知りたい(動画で学ぶ)

はじめて、ふるさと納税に挑戦する方向け動画

はじめてのふるさと納税に挑戦しよう!

信頼できる寄付先を探すための動画

さらに、「やり方はわかったけど、どこに寄付したらいいのかわからない」という方向けに、信頼できる寄付先を探す方法を配信いたします。

12月20日 11:30~12:30 LIVE配信
信頼できる寄付先を探すために

ふるさと納税のやり方を知りたい(読んで学ぶ)

動画ではなく、読んで理解したいという方のために、以下解説を記載します。読むのが大変という方は、まずは、GCFサイトに行って、内容を見てみると、直感的にできちゃうと思います。

① ガバメントクラウドファンディング(GCF)サイトに行く

GCFは、ふるさと納税を使ったクラウドファンディングのことです。GCFを扱う主なサイトは以下の通りです。

プロジェクト数が多く、「動物」などのキーワードで検索できる、ふるさとチョイスが、頭一つ抜けている印象はあります。複数サイトに跨いで掲載されている事業もありますが、各サイト覗いてみると良いでしょう。

② アカウント作成

各サイトでアカウントを作成しましょう。簡単に作れます。

③ 支援するプロジェクトを決める

支援するプロジェクトを何にするかは、悩むところ。判断軸としては以下のポイントが挙げられるかと思います。

  1. 地元など縁があるか
  2. 信頼できる主体が実施しているか
  3. その事業が効果的であるか(無駄なお金になっていないか)
  4. 仕組みを作る活動・人を育てる活動であるか
今住んでいる地域や地元などの縁

ふるさと納税は、元々、大都市圏と地方の税収入の格差を是正するための制度です。地元やこれまで住んだことのある地域など、縁がある地域の事業を応援することは大切な事でしょう。

信頼できる主体が実施しているか

GCFでは、地方自治体自身が直接行う事業だけではありません。地域内で活動するNPOを支援する形でGCFを行っている事例が多くあります。

自治体だけでなく、その資金を助成金として受けて活動する団体が信頼できるかどうかは重要な判断軸です。自治体が直接行う場合であっても、その自治体の動物愛護センターなどのホームページやSNS公式アカウントで積極的に情報発信を行っているかどうかは重要です。

信頼できる自治体・団体を支援するためには、実施団体のホームページを調べ、以下のポイントを確認しましょう。

  • 団体名でホームページが検索できるか:できなければNG
  • ホームページの更新頻度:1年以上更新していないなどは、情報公開の面から問題
  • 決算・事業報告が容易に見つけられるか:ふるさと納税という公金を使う上では、収支や事業の成果を明らかにするのは最低限必要
  • 代表連絡先:連絡先として、メールアドレスや電話番号が表示されていなければ、社会からの声を聴く姿勢が低いかも?GCFのプロジェクトの内容も確認できない可能性が
  • その他、事業内容など:しっかり内容が詰まっている方が、信頼できる
その事業が効果的かどうか

せっかくふるさと納税で寄付しても、効果的に活用してもらえないのであれば意味ありません。先日、和歌山の動物愛護センターの行ったGCFで猫の避妊去勢手術のために2800万円近く集めたものの、その費用がほとんど使われず、猫の避妊去勢も数匹しか行われなかったということが報道されました。

参考:【特集】「犬・猫殺処分ゼロ」目指すはずが... 不妊去勢手術費用のために寄付金「2800万円」集まるも 昨年度の手術はわずか"猫8匹"

例えば、同じ3万円を寄付した場合、ある自治体ではTNRを進める団体に助成し、避妊去勢専門の獣医師の元で5匹手術することができるかもしれませんが、ある自治体では、一般の動物病院に避妊去勢手術を依頼して1匹の手術しかできない場合もあります。もちろん、こうした細かい使われ方が、必ずしもGCFサイトに記載されているわけではありませんので注意が必要です。

また、集まった寄付金を、直接手術費用に充てる場合や、一般の飼い主さんが手術をした際に一定額の助成を行う形で支給する自治体もあるようです。一般向けの助成金の場合、必ずしも野外で繁殖している犬猫だけでなく、個人所有の犬猫でも使えることになります。

●市民なら誰でも使える助成金になるパターン
参考:【第2弾】犬・猫の避妊・去勢手術支援で、人と動物が安全に暮らせるまちを目指して!

●野良猫のTNRのみに使える助成金になるパターン
参考:人と猫が幸せに暮らせるまちづくりのために ~猫の一代限りの命を大切に守りたい~
参考:猫の殺処分ゼロのまちへ!野良猫、不幸な猫をなくしたい。

それぞれ、助成金額も違いますね。少ない助成額で多くに配るのか、高い助成額で少数に配るのかという違いが出ます。

最近は、安価な価格で避妊去勢をする動物病院も少なくありません。1万円以下の金額で野良猫のTNRや地域猫活動を支援しているような病院です。そうした地域資源がある場合、助成の額が1万円を超すというのは効率的ではないでしょう。

6,000円程度の助成を多く出し、より多くの数の猫の避妊去勢を行ったほうがより効率的に問題を解決できます。

仕組みを作る活動・人を育てる活動かどうか

寄付を最も効果的に働くのは、永続的に動物たちのため、人と動物の共生のためになるような仕組みづくりに投資される場合です。

猫の過剰繁殖問題の例で考えてみましょう。

保護活動に寄付する場合は、保護されている動物の食事や医療に使われ、その動物1頭の命をつなぐために使われます。

野良猫の避妊去勢の場合、1頭の避妊去勢を行うことで、その後生まれてくるかもしれない10、100の命を助けることができます。助成金の場合、6,000円助成して1頭を避妊去勢しても、その背後にはより多くの命があることになります。

では、さらに、TNR専門の動物病院を作るというプロジェクトであれば、寄付をすることで、長期間にわたりその地域の拠点となる施設を作る手伝いができるようになります。

さらにさらに、TNR専門の動物病院を運営したいと思う獣医師や、地域団体に対する研修活動を行うプログラムの開発、すなわち人材育成・教育というプロジェクトがあれば、そこで育った人材が各地で成果を上げることが考えられます。

より根本的に、波及的に課題を解決するためには、課題を解決しうる仕組みづくり(TNR専門の動物病院もその一つ)や人づくり(人材育成プログラムなど)に投資することが最も効果的と考えられます。

本プロジェクトを主催している、NPO法人人と動物の共生センターでは、ペット防災に関連して、全国で動物避難所を作るための、動物避難所マップ作成のためのGCFを実施しています。

手前味噌ですが、この取り組みは、全国で動物と飼い主が安心して避難できる基盤を作るためのプロジェクトであり、そうした取り組みを行おうとする人々をネットワーク化し、研修プログラムを開発し、情報共有を行い、人材を育てる活動でもあります。仕組みづくり・人づくりのためのプロジェクトになっています。

このような視点から支援するプロジェクトを選ぶことで、寄付を最大限活かす、賢い寄付ができると考えられます。

④ 支援する

GCFサイトにより異なりますが、「ふるさと納税で応援」などのボタンから手続きを行います。ふるさとチョイスを例に、スクリーンショットで解説します。

プロジェクトトップページ

寄付金の使い道の確認

個人情報の入力

ワンストップ制度利用の選択

ワンストップ制度の選択については、給与所得の方は「希望する」、確定申告をされている方は「希望しない」を選択しましょう。

ワンストップ制度を利用した場合、寄付した自治体からワンストップ特例申請書が送られてきます。申請書に必要事項を記入して返送すると手続き終了です。

全体の確認

申し込みを確定し、完了です

⑤ ワンストップ特例制度の申請、もしくは、確定申告

税額控除を受けるためには、給与所得の方で確定申告をされていない方はワンストップ制度を活用します。普段から確定申告をされている方は、確定申告の際に申請します。

ワンストップ制度の場合、寄付した自治体から申請書が送られてきますので、それに必要事項を記入して返送するだけです。

確定申告については、細かいやり方はここでは触れませんが、税理士さんにお願いしている場合は、税理士さんに、自治体から送られてくる寄付証明書を提出して手続きをしてもらいましょう。普段から自分で確定申告されている方は、以下のページを参考にしてください。

ふるさと納税 確定申告ガイド(ふるさとチョイス)
https://www.furusato-tax.jp/about/tax_return?header_guide