10月31日に、昨年度CSR調査プロジェクトのプロボノでお世話になった、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(MURC)にご依頼いただき、知見交流会に講師として参加してきました。
登壇者は、
米国NPO法人Sunshine Smile 代表 神野 あきら氏
MURC 政研事業本部 環境・エネルギー部 武井 泉氏
NPO法人人と動物の共生センター 代表・獣医師 奥田 順之
というメンバーで、MURCの社員さん20名の方とプレゼン+ご意見交換させていただきました。
神野さんは、メリーランド州でアニマルレスキューに長年携わられており、アメリカの実情(特に闇の部分)をお話いただきまして、勉強になりました。日本との文化や社会の違いで印象的だったのが、貧富の差が大きいことや、人種の違いが、活動の中で大きな影響を与えていたことですね。後は、過剰繁殖の問題は日本と状況は似ているみたいでしたが、日本にはバックヤードブリーダーは少ないので、その分犬の繁殖は日本の方が抑えられているのかなと感じました。
とはいえ、アメリカの殺処分数と日本の殺処分数は全然違っていて、アメリカ160万頭に対して、日本は5万頭ですから、数の上では日本はかなり恵まれていると言えるでしょう。
自分の方は、「日本における動物愛護の現状と、余剰動物問題」をテーマに情報提供。
資料公開しておきます。
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これまでMURCさんとはプロボノを通じてCSRの関係でお世話になってきましたが、プロボノに参加されていない方(今年入社とのこと)で、CSRを強みとしていらっしゃる社員さんも参加していただいて、今後、情報交換していただけることに。ありがたいつながりをいただけました。
動物愛護団体や、既に活動に携わっている方ではない方、それもシンクタンクの方との情報交換をさせていただくことで、新たな視点を動物の問題に入れてもらうことができる点、有意義でした!今後も、今回の様な他分野を巻き込んだ勉強会を企画していけると、広がりを作ることができそうと思います。