3月30日の問題行動解決塾では、「強化システムで作るわかりやすいコミュニケーション ~学習を加速させる相互作用の構築~」をテーマに、ALETTA代表 石綿美香先生に登壇いただきました。

リアルタイムで約200名の方にご参加いただきました。

最初に紹介されたのは、ミドリツヤトカゲを手に乗せる動画です。
ミドリツヤトカゲが手を見たり、舌を出したり、顔をそらしたりする小さな反応を丁寧に読み取りながら、人とのやり取りがどのように成り立っているのかを説明してくださいました。強化システムと聞くと難しく感じますが、実は日常の中にある細かなやり取りを丁寧に見ていくことで、トレーニングに大きく活かすことができるということがよく分かる内容でした。

続いて、犬のビフォー・アフター動画が紹介されました。
ビフォーでは犬が落ち着かず、手の動きに合わせて動いたり、前足を椅子にかけたり、手からおやつを取ろうとしたりしていました。

ビフォーの動画では、わちゃわちゃしていて落ち着きがないように見えてしまいますが、これは強化子をいつ・どこで・何をしたらもらえるのかが分からず人と犬との間にミスコミュニケーションが起きていたためです。しかし、どうしたら強化子を獲得できるのか、あなた(犬)の動きをしっかり見ていますよということを強化システムによって伝えることで、アフターの動画では驚くほど犬が落ち着いて強化子を獲得することができていました。

鳥の例でも同じことが起きていました。さらに、鳥の例では合図を教える時も強化システムが有効であることが示されました。一般的に合図を言った後に行動した時だけごほうびがもらえるという方法が使われますが、これは混乱を生みやすく動物にとってストレスになってしまう可能性があります。「始めますよ」の合図であるレディレスポンスに入れてから次の合図を出すことで、動物が混乱やストレスなく行動できるようになり合図も教えやすくなります。

今回のセミナーでは犬・鳥・爬虫類など様々な動物種の動画を見ながら強化システムについて学ぶことができました。強化システムを使っていつ・どこで・どのような強化が得られるのかを明確に伝え、動物が混乱せずエラーのないトレーニングを目指していきたいですね!

強化システムについてさらに詳しく知りたい方は、動画内で石綿先生がご案内されているセミナー情報もぜひご覧ください。

※次回のイベントは、4/22(水) の「ペット後見スペシャル」です。
テーマ:自分の死後も愛犬愛猫を幸せにする方法《ペット後見の仕組みと実例》

ぜひご参加ください!