ペット後見互助会とものわで終生飼育契約をされた飼い主様に、相談のきっかけや契約の決め手などを伺いました。

~飼い主 T様~

  • 夫婦二人暮らし(70代 ※契約時)
  • 柴犬1頭(3才 ※契約時)

◆もう一度、犬と暮らしたい

かつてT様ご家族は、娘さんが拾ってきた犬・ゴンちゃんと暮らしていました。ご主人の仕事の都合で転勤が多い生活の中、ゴンちゃんを一緒に連れていくのは大変なこともあったそうです。それでも、ゴンちゃんは家族みんなの拠り所であり、一緒に過ごした日々は大切な思い出となっています。

ご主人の定年退職後は、奥様のご実家がある岐阜県に移住。子どもたちも独立し、夫婦ふたりの静かな暮らしの中で、「また犬と暮らしたい」という想いが芽生え、柴犬のリキくんを迎えました。

ただ、当時ご主人は70代後半。ご夫妻には息子さんや娘さんもいらっしゃいましたが、孫の成長やライフスタイルの変化もあり、「いざという時にリキを託すのは難しいかもしれない」と考えられたそうです。「これからも安心してリキと暮らしたい」「何とか安心してリキと暮らす方法はないか」と懸命に調べていたところ、新聞で「ペット後見互助会とものわ」の存在を知りました。

お二人で説明会に参加し、「もし今すぐ私たちに何かがあっても、リキは大丈夫」と思えたことが、とものわ契約の決め手になったそうです。

◆最期の時まで、リキと一緒に

とものわを契約して数年が経った頃、ご主人に病気が見つかり、入退院を繰り返すようになりました。

「夫は、入院が決まると、私より先に共生センターへ連絡していました(笑)。それくらい、共生センターを頼りにしていたんです。リキのことを何よりも心配していたから、共生センターへお願いできることがすごく心強かったんだと思います」と奥様は振り返ります。

コロナ禍の入院では面会もままならず、奥様は毎日リキくんの様子を手紙に綴り、ご主人に渡していたそうです。「主人も私も、もう退院できないだろうということはわかっていました。だから『退院したらまた散歩に行こうね』なんて手紙は書けなくて・・・それで毎日、リキのことばかり書いていたんです。主人は、看護師さんにその手紙を読んでもらうことを楽しみにしていたそうです。リキの様子を知ることが、きっと”明日への希望”であり”心の支え”になっていたんだと思います。」

最後の入院直前までリキと一緒に過ごすことができ、主人はとても幸せだったと奥様は話してくれました。

◆リキは今、奥様の生きがいに

ご主人が亡くなられたあと、リキは奥様にとってかけがえのない存在になりました。

「どれだけこの子に助けられたか分かりません。風邪を引いても“散歩に行かなきゃ”って思うから、私、80歳の平均より元気かもしれないわ」と、笑う奥様。

今では、「何かあったらすぐ共生センターに相談できる」という安心感が、奥様の日々を支える大きな心の拠り所になっています。

「とものわは、本当にありがたい制度。おかげで、これからもリキと一緒に安心して暮らしていけます」と語ってくださいました。

奥様とリキは、今日も大切な家族として、穏やかな時間を共に過ごしています。

T様、お話を聞かせていただき、ありがとうございました!