吠える、咬むなど、犬の問題行動に悩むとき、ドッグトレーナーに相談することが一般的です。しかし、近年、日本においても、問題行動の治療に獣医師が関わる重要性が認知され始めています。
例えば、犬の攻撃行動にしても、必ずしも「しつけの問題」で発生しているとは限りません。身体の痒みや痛み、ホルモンの疾患、神経の疾患など、身体の問題が攻撃の原因になっていることもあります。
また、非常に過敏な犬の場合、人の精神疾患と同様、脳内伝達物質の不均衡により、行動に影響が出ている可能性も考えられます。
このような、身体的な疾患の診断を行ったり、薬物療法により脳機能回復のサポートを行うことは、獣医師でなければ対応できない領域です。
本セミナーでは、獣医行動診療科認定医で、ぎふ動物行動クリニック院長の奥田順之獣医師から、問題行動の治療に対して、獣医師がどのように関わっているのか?関わることによりどのように治療の可能性が高まるのか?について伺います。
講師紹介
奥田順之 獣医師
獣医行動診療科認定医/ぎふ動物行動クリニック院長/鹿児島大学共同獣医学部講師(動物行動学)
犬猫の殺処分問題の解決を目的に、2012年NPO法人人と動物の共生センターを設立。飼育放棄の主な原因となっている、問題行動の予防・改善を目的に、犬のしつけ教室ONELife開業、2014年ぎふ動物行動クリニック開業。2017年に獣医行動診療科認定医取得。現在、同クリニックでは、年間200症例以上の新規相談が寄せられ、解決のサポートを行っている。特に深刻な攻撃行動の治療件数は日本随一。後進の獣医行動診療科獣医師の育成にも積極的に取り組んでいる。著書に『犬の咬みグセ解決塾 (2018)』『犬の問題行動の教科書(2022)』『ペット産業CSR白書(2018)』。動物行動学・動物福祉学の専門家として、ペット産業の適正化に取り組んでおり、ペット業界全体や、ペットショップ企業に対する提言・助言活動を行っている。
参加方法
セミナー参加対象
本セミナーは、人と動物の共生大学マンスリーサポーター、および、人と動物の共生センター正会員限定のセミナーとなっております。
申し込み方法
ご参加には、人と動物の共生大学マンスリーサポーターへのご登録が必要となります。以下のリンクから、マンスリーサポーターへのご登録をお願いします。
5月16日23:59までに、マンスリーサポーターへのご登録をお済の方に、ご参加URLをお送りいたします。
https://congrant.com/project/tomoiki/6037
使用するアプリケーション
ZOOMによるオンラインセミナーとなります。あらかじめ、ZOOMアプリのインストールをお願いします。
お問い合わせ
主催:認定NPO法人人と動物の共生センター(岐阜県岐阜市岩地2-4-3)
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