7月26日(土)に、「動物幸福論 File:41」を開催しました。

テーマは、『「スタンダードは犬を幸せにするか?」~容姿、能力、そして暮らしを再考する〜』。

今回は動物幸福論の企画チームメンバーである藤井博次さんにレポートいただきましたので、ご紹介いたします。

「人間社会と動物の関係性について様々なテーマ毎回を設けそれぞれの分野について詳しい講師を迎え講義の後、コメンテーター、視聴者の意見を交え、人と動物の共生や幸福、未来社会の理想像等を意見交換しつつ其々の立場、家庭、地域に活かしていただこうというオンラインでの参加型の無料セミナー。無料とはいえ毎回、著名な講師の方々からのお話が伺えるとは誠にありがたいセミナーである。

今回は「アニマルリテラシー総研」の代表理事である山崎恵子先生が登壇、約40 分の講話の後「人と動物の共生センター」代表理事であり動物行動心療獣医である奥田順之氏のファシリテーション&コメント、「アニマルウェルフェア国際協会」上野吉一氏をコメンテーターとして交え視聴者コメント等を拾いながらテーマについて考察、意見交換がなされ全体で約1 時間半の番組構成であった。

山崎先生より自己紹介、普段の活動内容や経歴の説明があり、専門化では無く、立場としての経験上で得た知識の話であるとの事であったが、話が本題に入ると、いやいや…分野において博学であるの一言である。欧米諸国での犬種類別における繫殖の現状や歴史、昨今の動物福祉に鑑みた上での繫殖ルール制定の背景等まで非常に詳しく解かりやすい口調で視聴者として学びながら楽しませていただく事が出来ました。スライド等を使用される事なく流暢に時間内に収められるのは流石です。

短頭種の繫殖について、ご自身が特にペキニーズ好きということもあるとのことで健康上の問題についても熱く語っておられたのが印象的であった。

また、私自身も動物のネオテニー化とフワフワを愛でてしまう人間心理については動物福祉と人間社会にとっての永遠の課題だと常に考えてしまうのですが、後半の意見交換後も統括意見としてあった様に、その時代における正しい情報、知識を専門家を含めた飼い主、関わる其々の立場で発信、周知を社会向けしていくことが人と動物のより良い共生社会を育んでいく上で非常に重要である事を再確認する事ができたセミナーでした。

未視聴の方々にも是非、視聴していただきたい動物幸福論でした。」

人と動物の共生大学へのご参加をご希望の場合は、Facebookグループ、または公式LINEにご登録ください。

★Facebook
https://www.facebook.com/groups/kyouseidai

★LINE
https://step.lme.jp/landing-qr/1657145264-oXGnVmOX?uLand=K1OIOD