今度の6月9日のペット産業CSRシンポジウムでもご講演いただく、IIHOEの川北秀人さんのブログで、「CSRの取り組みで、どんな成果を目指し、どのような成果指標で測ればいいか」解説頂いています。

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「CSRで問われている要素は、(中略)いずれも、短期的にはやらなくても済まされるかもしれないけど、中長期的にはちゃんとやっとかないと、事業も組織も持たない。」(本文より)

ペット産業で問われる課題、例えば、取引先のブリーダーの品質チェックや繁殖引退犬猫の譲渡支援(サプライチェーンマネジメント)、適正飼育法に関する飼い主教育(消費者課題)とかは、短期的にはやらなくても済まされるけど、中長期的にはちゃんとやっとかないと、事業も組織も持たないと思います。消費者教育しなかったら縮小していくことは目に見えてますし、教育した上で、質の高い運営をしていることをわかってくれているから次も利用してくれるというサイクルが生まれるわけで。

ただ、CSRやらなかったら、本当に事業も組織も持たないの?意外と大丈夫なんじゃないの?って聴かれた時に、本当にビビットに未来予測をお伝えできるようにしておくことが、自分の課題だなと思いました。

「社会貢献活動も企業にとって「よりよい社会・市場づくり」に向けた投資であるならば、その目標は自らの事業や組織がめざす社会そのものであり、その定量的な目標こそが、効果測定指標」(本文より)

成果を定義しようとした時には、その企業の本当に目指しているより良い社会・市場づくりと言うところから考えるべきなのだというのは、NPOも一緒ですね。逆に目指す社会像が明確であれば、それに即した成果指標を立てることも可能になりますよね。ちなみに、以下は、人と動物の共生センターの成果指標と目標値の一覧です。

企業がCSRに関する成果を定義し、成果指標を立てるためには、目指す社会像をしっかり作ることからスタートすべきなんだろうなと思いました。そして、できればその社会像づくりにステークホルダーを巻き込んでやってもらいたいですね!

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