お知らせ

奥田順之-出版記念講演会「 自分の死後も愛犬・愛猫を幸せにする方法  」

高齢者はペットを飼っちゃダメですか?―― NPO法人人と動物の共生センター代表で獣医師の奥田順之による、新たな人とペットの共生社会に向けた一冊!超高齢社会の中、私たち社会は、ペットとの暮らしをどう守っていくのか?? 「も […]

ペットショップが家族へとつなぐ「子犬の経験」〜お世話の中から子犬が学ぶ大切なこと〜[問題行動解決塾]New!!

言葉を話せない犬に対しても、人は感情や意思を伝え、あるいは、犬から感情や意思を読み取り、異種間のコミュニケーションを図ります。そのツールとして、私たちは、声、表情、視線、身体全体の動き、そして、手の接触によるスキンシップ […]

私たちの理念

人と動物が共に生活する事で起こる社会的課題の解決を通じて、
誰もが他者を思いやることのできる
社会づくりに貢献します。


私たちのビジョン

  • 「飼い主の周囲の方」の安全・安心
  • 「飼い主自身」の幸せな生活
  • 「動物たち」の福祉

私たちは、この3つが同時に達成された、
人と動物の共生社会を目指します。

人と動物の共生センター最新情報

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【ふるさと納税を活用したクラウドファンディングがスタート!】

高齢の飼い主さんが入院や施設入所などで
どうしてもペットと暮らせなくなることがあります。

そのたびに、行き場のない犬や猫が生まれてしまう現実があります。

「飼い主が最後まで責任を果たせる仕組み」を
あらかじめつくっておくことで、
旅立ったあとも、ペットは安心して生きていけます。

それが 『ペット後見』 という考え方です。

今回のクラウドファンディングでは、
この仕組みを広めるための拠点づくりや
相談の受け皿を整えることを目指しています。

受付:2026/1/31まで
目標:800万円
ふるさと納税として寄附できます。(控除対象)

ぜひ、ご支援&応援のほどよろしくお願いいたします!

www.furusato-tax.jp/gcf/4475
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【ふるさと納税を活用したクラウドファンディングがスタート!】

高齢の飼い主さんが入院や施設入所などで
どうしてもペットと暮らせなくなることがあります。

そのたびに、行き場のない犬や猫が生まれてしまう現実があります。

「飼い主が最後まで責任を果たせる仕組み」を
あらかじめつくっておくことで、
旅立ったあとも、ペットは安心して生きていけます。

それが 『ペット後見』 という考え方です。

今回のクラウドファンディングでは、
この仕組みを広めるための拠点づくりや
相談の受け皿を整えることを目指しています。

受付:2026/1/31まで
目標:800万円
ふるさと納税として寄附できます。(控除対象)

ぜひ、ご支援&応援のほどよろしくお願いいたします!

https://www.furusato-tax.jp/gcf/4475

【人と動物の共生大学イベントレポート】
<動物幸福論 File:42>
生体展示?デジタル展示? 野生動物の“本当”を知るには

10月18日、「人と動物の共生大学」では、ライトアニマル代表・生物イラストレーターの河合晴義氏をお招きし、「生体展示?デジタル展示? 野生動物の“本当”を知るには」を開催しました。

■「ライトアニマル」とは?
河合さんは、水族館や図鑑のイラスト制作を行う生物イラストレーターであり、現在は北海道の水族館「AOAO SAPPORO」で展示ディレクターも務めておられます。
そんな河合さんが友人と共に開発したのが、デジタル動物展示システム「ライトアニマル」です。
「ライトアニマル」は、生きた動物を使わずにCGでリアルな等身大の動物を投影する仕組み。
VR・AR・3D映像などの技術を使い、まるで本物の動物が目の前にいるかのような臨場感を体験できます。

現在、ライトアニマルはカワスイ川崎水族館やAOAO SAPPOROで常設展示されており、国内外で高い評価を得ています。
特に絶滅した動物や飼育が難しい生物を“展示”できること、環境負荷を大幅に減らせること、そして動物を苦しめることなく教育ができる点が大きな特長です。

■「本物を見る」とは何か
講演の後半では、河合さんが「デジタル展示が動物展示にもたらす意義」についてお話しいただきました。
「私たちは“本物を見る”ことで野生動物を理解できると信じています。でも、動物園や水族館の展示環境は“人が作った自然”であり、そこにいる動物たちは“人に適応して生きる存在”です。それを“本物”と呼べるでしょうか。」という部分にはハッとした方も多かったのではないでしょうか。
河合先生は、飼育環境で暮らす動物たちが本来の姿や行動を失っていく現状を、シャチやイルカの事例を通して説明しました。
一方、ライトアニマルでは群れで泳ぐ姿、狩りの様子、家族で暮らす様子など、野生でのリアルな生態を再現できることをご説明いただきました。

■命を伝える、新しい教育の形
「生きている動物でなければ命を感じられない」という意見に対して、河合先生は「それは“飼育動物の命”であって、“野生動物の命”ではない」と言われていました。
また、ライトアニマルの展示に触れようと手を伸ばす子どもたちの映像を紹介し、「本物でなくても、心を動かす力はある」と話されました。

■動物の未来を考えるきっかけに
今回の講演は、単にデジタル技術の紹介にとどまらず、動物展示そのものの意味を見つめ直す時間となりました。
ライトアニマルは、これまでの「生きた動物を見せる展示」に新しい選択肢を提示しています。
“命を使わない展示”が、動物の福祉と教育の両立をどう実現できるのか——その可能性を強く感じる回となりました。

その後のディスカッションで印象に残ったのは、こんな言葉でした。

・どちらか一方が正しいという話ではなく、動物園が教育や種の保全の場である以上、「本物」をどう伝えるかが重要であり、そこにデジタル技術をどう活かすかが問われている。
・リアルとデジタルを組み合わせることで、より深い学びに近づけるようになるはず。
・重要なのは“何を見せるか”より、“どう見せるか”。
そこに意味を込めることで、観察が学びに変わる。
・デジタルは、どこまでも“お客さんのため”に演出できてしまう。
だからこそ、“何を伝えたいのか”という軸を持たなければいけない
・動物園が伝えるべきは“驚き”や“可愛さ”ではなく、動物と人との距離感、そして自然への理解
・生体展示とデジタル展示の“住み分け”だけでなく、交差(クロス)させることで新しい教育の形が生まれる。

■ まとめ:「本物」を伝える新しい手段
ディスカッションを通じて浮かび上がったのは、「本物」とは“リアルな動物そのもの”ではなく、“動物や自然の本質を伝える意図と体験”であるという共通認識でした。
そして個々の施設が「何を見せたいか、何を学んでほしいのか」を意識して展示をすることが最も重要なことであるということでした。
デジタルもリアルも、そのための手段であり、いかに来場者の心に“生き物としてのリアリティ”を届けられるか──。
今後の動物園、水族館の在り方を深く考えさせられる内容でした。
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【人と動物の共生大学イベントレポート】
<動物幸福論 File:42>
生体展示?デジタル展示? 野生動物の“本当”を知るには

10月18日、「人と動物の共生大学」では、ライトアニマル代表・生物イラストレーターの河合晴義氏をお招きし、「生体展示?デジタル展示? 野生動物の“本当”を知るには」を開催しました。

■「ライトアニマル」とは?
河合さんは、水族館や図鑑のイラスト制作を行う生物イラストレーターであり、現在は北海道の水族館「AOAO SAPPORO」で展示ディレクターも務めておられます。
そんな河合さんが友人と共に開発したのが、デジタル動物展示システム「ライトアニマル」です。
「ライトアニマル」は、生きた動物を使わずにCGでリアルな等身大の動物を投影する仕組み。
VR・AR・3D映像などの技術を使い、まるで本物の動物が目の前にいるかのような臨場感を体験できます。

現在、ライトアニマルはカワスイ川崎水族館やAOAO SAPPOROで常設展示されており、国内外で高い評価を得ています。
特に絶滅した動物や飼育が難しい生物を“展示”できること、環境負荷を大幅に減らせること、そして動物を苦しめることなく教育ができる点が大きな特長です。

■「本物を見る」とは何か
講演の後半では、河合さんが「デジタル展示が動物展示にもたらす意義」についてお話しいただきました。
「私たちは“本物を見る”ことで野生動物を理解できると信じています。でも、動物園や水族館の展示環境は“人が作った自然”であり、そこにいる動物たちは“人に適応して生きる存在”です。それを“本物”と呼べるでしょうか。」という部分にはハッとした方も多かったのではないでしょうか。
河合先生は、飼育環境で暮らす動物たちが本来の姿や行動を失っていく現状を、シャチやイルカの事例を通して説明しました。
一方、ライトアニマルでは群れで泳ぐ姿、狩りの様子、家族で暮らす様子など、野生でのリアルな生態を再現できることをご説明いただきました。

■命を伝える、新しい教育の形
「生きている動物でなければ命を感じられない」という意見に対して、河合先生は「それは“飼育動物の命”であって、“野生動物の命”ではない」と言われていました。
また、ライトアニマルの展示に触れようと手を伸ばす子どもたちの映像を紹介し、「本物でなくても、心を動かす力はある」と話されました。

■動物の未来を考えるきっかけに
今回の講演は、単にデジタル技術の紹介にとどまらず、動物展示そのものの意味を見つめ直す時間となりました。
ライトアニマルは、これまでの「生きた動物を見せる展示」に新しい選択肢を提示しています。
“命を使わない展示”が、動物の福祉と教育の両立をどう実現できるのか——その可能性を強く感じる回となりました。

その後のディスカッションで印象に残ったのは、こんな言葉でした。

・どちらか一方が正しいという話ではなく、動物園が教育や種の保全の場である以上、「本物」をどう伝えるかが重要であり、そこにデジタル技術をどう活かすかが問われている。
・リアルとデジタルを組み合わせることで、より深い学びに近づけるようになるはず。
・重要なのは“何を見せるか”より、“どう見せるか”。
そこに意味を込めることで、観察が学びに変わる。
・デジタルは、どこまでも“お客さんのため”に演出できてしまう。
だからこそ、“何を伝えたいのか”という軸を持たなければいけない
・動物園が伝えるべきは“驚き”や“可愛さ”ではなく、動物と人との距離感、そして自然への理解
・生体展示とデジタル展示の“住み分け”だけでなく、交差(クロス)させることで新しい教育の形が生まれる。

■ まとめ:「本物」を伝える新しい手段
ディスカッションを通じて浮かび上がったのは、「本物」とは“リアルな動物そのもの”ではなく、“動物や自然の本質を伝える意図と体験”であるという共通認識でした。
そして個々の施設が「何を見せたいか、何を学んでほしいのか」を意識して展示をすることが最も重要なことであるということでした。
デジタルもリアルも、そのための手段であり、いかに来場者の心に“生き物としてのリアリティ”を届けられるか──。
今後の動物園、水族館の在り方を深く考えさせられる内容でした。
2 weeks ago
人と動物の共生センター

【特報】奥田順之による新著『自分の死後も愛犬愛猫を幸せにする方法』11月21日発売決定!!

高齢者はペットを飼っちゃダメですか?――

NPO法人人と動物の共生センター代表で獣医師の奥田順之による、新たな人とペットの共生社会に向けた一冊!超高齢社会の中、私たち社会は、ペットとの暮らしをどう守っていくのか??

「もしも、自分に何かあったらこの子をどうしたら…」そんな不安にさいなまれている高齢・独居の飼い主さんたちは大勢いらっしゃいます。また、人生のパートナーとして犬・猫を迎えたいと願うものの、保健所や保護団体からの譲渡には年齢制限があり、ペットの飼育を諦めてしまう高齢者の方は少なくありません。

・「一人暮らしの自分が入院したらどうしよう」……の前にすべきこと
・もしもの時に信頼できる協力者、団体の選び方
・動物たちのために「遺産」を遺したいと考えている方へ

今回の出版記念講演会では、本書の内容を紹介すると共に、本書の中で紹介しきれなかった事例や今後の展望についてもお話しいたします。会場ではサイン会&交流会も実施予定。是非お越しください!

11月21日@オンライン
12月3日@名古屋
12月5日@東京

詳細はコメント・プロフィールのリンクから!
... もっと見る表示を減らす

【特報】奥田順之による新著『自分の死後も愛犬愛猫を幸せにする方法』11月21日発売決定!!

高齢者はペットを飼っちゃダメですか?――

NPO法人人と動物の共生センター代表で獣医師の奥田順之による、新たな人とペットの共生社会に向けた一冊!超高齢社会の中、私たち社会は、ペットとの暮らしをどう守っていくのか??

「もしも、自分に何かあったらこの子をどうしたら…」そんな不安にさいなまれている高齢・独居の飼い主さんたちは大勢いらっしゃいます。また、人生のパートナーとして犬・猫を迎えたいと願うものの、保健所や保護団体からの譲渡には年齢制限があり、ペットの飼育を諦めてしまう高齢者の方は少なくありません。

・「一人暮らしの自分が入院したらどうしよう」……の前にすべきこと
・もしもの時に信頼できる協力者、団体の選び方
・動物たちのために「遺産」を遺したいと考えている方へ

今回の出版記念講演会では、本書の内容を紹介すると共に、本書の中で紹介しきれなかった事例や今後の展望についてもお話しいたします。会場ではサイン会&交流会も実施予定。是非お越しください!

11月21日@オンライン
12月3日@名古屋
12月5日@東京

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