6月8日に開催した動物幸福論では、スウェーデン在住でウェブドッグマガジン「犬曰く」の運営、ライターをされている藤田りか子先生に犬の不妊手術について講義をしていただきました。

野良犬や保護犬がいないペット先進国であるスウェーデンと、様々な課題を抱えるペット後進国の日本とでは同じ次元での話は出来ないかもしれませんが、「不妊手術を受けさせることが、飼い主としての責任の全てではない、目を向けなければいけない大切なことはもっとある」という言葉にハッとした人も多いのではないでしょうか。

また、譲渡する立場の責任について、「譲渡先で不妊去勢を義務付けるよりも、譲渡の際に「正しく管理する」ことについて飼い主に啓蒙したほうが良いのでは。」には、譲渡のみならず販売する側でもこのような取り組みが必要であると感じました。

また、ディスカッション中の藤田先生と上野先生の話の中にも深く考えさせられるものがありました。

「日本では生きているということに重きを置く
スウェーデンでは生きている時の「質」に重きを置く」

スウェーデンと日本の違いは、先進国、後進国というようなことだけでは無く、このように「生」に対する価値観からくるところも大きいと実感しました。

テーマは不妊手術となっていましたが、それ以外にも犬と関わる様々な立場の人にとって気付きや学びの多い講義になったのではと思います。

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