11月4日長良川猫パーティーをONELifeにて開催しました。参加者はスタッフを含め21名、中学生1名小学生2名も参加してくれました。ご寄付として41000円をいただきましたので、食事として提供させていただいた分を差し引いて、30593円を猫事業に使わせていただきます。今回は猫の不妊去勢専門クリニックの開催を目指す高橋獣医師の話を聞いて、クリニックへの質問や日頃疑問に思っていることを聞いたり、参加者の方同士で日頃関わる猫活動や、お家の猫の悩みなどを食事をしながら楽しんでいる様子が見られました。中には日頃の野良猫との関りで苦しい想いをしている胸の内を明かしてくれた方もいました。食事は持ち寄りでということで、戸惑われた方もいらっしゃったかと思いますが、珍しいお料理や、おすすめの一品を持ち寄って下さり、いつものセミナーとは違う和気あいあいとした時間を過ごすことができました。

話し出したらあんな事、こんな事と止まらなくなるのが猫話ですが、参加者の方からの質問や想いには切実なものがありました。
「不妊去勢の手術を終える目標を先生もボランティアも持っていますか?」との質問があり、救っても救っても終わらないという保護譲渡の現状を経験し、目の当たりにされてきたからこそのご質問だと感じました。
いくつかの研究があって、地域に生息する猫の頭数によって効果が出るまでにかかる年数が違うが、約10年で大幅な頭数減少効果があったという研究もあり、そのくらいの長い期間でみると大半の地域で効果が表れるのではないか、と先生から回答いただきました。しかし、その効果も該当エリアの最低70%くらいの猫に一斉に不妊去勢手術が行われることが重要であることを説明されました。該当地域にどれぐらい野良猫がいて、短期間に何頭処置できて結果どうなったかということを測る仕組みは今後必要であると思います。この仕組みについては共生センターで「長良川ねこ大学」として、地域猫、TNR、現状、課題などを猫に関心のある方たちが一緒に学び、自信をもって活動できるように、また連携を作っていけるように提案していきたいと思っております。
次回は2月9日を予定しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です